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平成29年分の路線価が公表されました!

 

7月3日に国税庁より平成29年分の路線価が公表されました。

 

リーマンショック以来8年ぶりの上昇となった平成28年分に続き2年連続の上昇となりました。

 

平成29年分の全国平均路線価は対前年比0.4%で前年の0.2%よりもさらに伸び率が増加しております。

 

路線価とは相続税や贈与税の計算上、路線価が定められている地域の土地等を評価する場合に用いられ、土地の形状や利用状況、面している道路の状況などによって計算方法が変わってきますが、面している道路の路線価に㎡数を掛けることにより算出できます。

 

平成29年分の路線価が一番高いのは、東京の中央区銀座5丁目銀座中央通りで1㎡当たり4,032万円で前年対比26%となりました。バブル期のピークの路線価3,650万円を上回り過去最高額を記録しています。また、32年連続で路線価が一番高い地域となっています。

 

名古屋で路線価が一番高いのは、中村区名駅1丁目名駅通りで1㎡当たり880万円で前年対比4.8%となりました。

 

平成29年分都道府県庁所在都市の最高路線価
国税庁HPより

平成29年分の路線価の全国平均値は0.4%の上昇となっていますが、上昇したのは13都道府県のみで残りの都道府県は横ばいか、下落となっています。

 

最高路線価をみると、特に東京都の上昇率が高く、東京都とその他の都道府県で土地の価格の二極化されていくのではないかと言われています。

 

東京都は再開発や土地の売買などが活発に行われており、こうした動きが地価の上昇の要因となっていると考えられます。